Shift9:Webデザイン行く年来る年(CSS Nite LP43)に参加してきました

年の瀬も押し迫った12月26日、「Shift9」に参加してきました。「Shift9」とは、Web業界で1年間にあったことや関連技術を総まとめでおさらいできるセミナーです。今年は特にセッション内容の聞きドコロが絞られていて個人的に満足度が高く感じました。各セッションの雑感をつらつらと書き残します。

Shift9:Webデザイン行く年来る年(CSS Nite LP43)

雑感

基調講演:制作者はもっと盗むべきたったひとつの理由

毎年楽しみにしている長谷川恭久さんの基調講演、今年は東京オリンピックのエンブレム盗作問題を連想するようなタイトルでした。

インプットしたものをリミックスして新しいものを作り出す。デザインプロセスをデザイナーだけのものにしないで、自分の世界へ還元するためにも積極的にアウトプットしていこう。」それは長谷川さんなりの、私たちWeb制作者に向けてのメッセージでした。

いちデザイナーとして一連の騒動は非常にくやしく残念だったのですが、その記憶に勇気が上書き保存される気がして、Shiftの基調講演でこのお話が聞けて本当に良かったと思いました。

マークアップ

先日コハルデザインのサイトを作り直したところなのですが、そこで挑戦したNode・gulp・Sassのお話が出てきて、楽しく聞くことができました。(だいぶ教えてもらったのですが…)やっぱり少しでも触ってから聞くと楽しいし、ちゃんと書いていかないとと思いました。精進します。

アクセシビリティ

今年はアクセシビリティのセミナーが多く書籍の発売もあり、考える機会が多かったのですが、本セッションでは WAI-ARIAについてのお話が中心でした。スクリーンリーダーの実演は勉強になります。

毎年公開される、植木さんご夫婦によるオリジナルムービーが本当に面白く楽しみなのですが、今年はお笑い要素のネタ元が分からない人にでもちゃんとWAI-ARIAの要点が伝わる内容で、伝えるための表現方法を改めて考える機会になりました。

スマートデバイス

膨大な数のスマートフォンサイトをキャプチャしてデザインの考察がおこなわれるセッションですが、今年はECサイトのフォームにフォーカスを当てた内容で実務に役立つお話でした。

若い年齢層のユーザーはSNS文化が浸透した影響からか、メールアドレスを持たない人も出てきているそうですが、Amazonはアプリを使用した場合、電話番号で会員登録可能になっているというお話も印象的でした。(知らなかった!!)

ツール・フォント

前半のフォント、分かりやすい説明で最近のフォントの情報をキャッチアップできました。自分のサイトでも一部分にWebフォントを使っているのですが、いろいろいと使いどころを考えながら聞けてよかったです。San Franciscoフォントは面白いですね!

後半のツールは、「Prott」「Project Comet」の紹介。「Project Comet」は11月のリクリセミナーのデモのときよりさらに進化していてすごいなと思いました。制作パートナーとの連携を考えると、「Sketch」がMacでしか使えないので「Prott」よりも「Project Comet」の方が使う機会が多くなるかも。

デザイントレンド

ひとことで言うと、Webのデザイントレンドに派手な変化はないけれど面白かった!に尽きます。昨年のトレンドから今年のトレンドへの変化。その背景にある社会情勢と考察。この「考察」が面白く聞ける限り「私はまだデザイナーとしてがんばっていけるんじゃないかな、がんばっていきたいな」と個人的に感じます。

最初から最後までいろんなトピックを取り上げられていましたが、その背景は一環してエンゲージのお話が中心で、矢野さんの「最近のウェブサイトは『ファン広報誌』になっていて、その企業やサービス、サイトが好きだから見に来ていて、好きを前提につくるぐらいでいい 」という言葉が心に残りました。

まとめ

6時間超えの長丁場のセミナー、疲れで年々集中力が落ちてきていることを感じます。それでも面白かったし刺激をいっぱいいただきました。会場のソラシティホールは後ろの席でもサブスクリーンがあってスライドが見やすく、私の集中力を助けてくれました w

出演者・スタッフ・参加者の皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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プロフィール

コハルデザイン sakamoto

大阪市生まれ。夫と猫1匹と共に東大阪市に在住。 カーペットメーカー、印刷会社、グラフィックデザイン事務所を経て、2009年よりフリーランスデザイナーとして活動中。 PC・スマートフォンサイトのビジュアルデザインを中心に、ロゴやイラスト、キャラクターデザインなども行う。 同業者の夫と共業でサイト制作に従事することも多い。 フェミニンな女性向けのデザインが得意分野。

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