『[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61 』を読みました
あけましておめでとうございます。
などと書き出しましたがとっくに年も明けて今更感もありつつですね。
さて、昨年あまり更新していなかったブログですが、そろそろ文章を書きたい欲が高まってきましたので、お正月から読んでいた本の感想レビューなどを書きたいと思います。
「[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61」を読みました。
購買行動にフォーカスした心理学の本
お正月に立ち寄った書店で、たまたまウェブデザインコーナーに平積みされて目に止まった本書。
タイトルからデザイナー向けに購買に関する認知心理学を解説した本なのかなと思ったのですが、ディレクターや企画職、企業のウェブ担当者やネットショップ運営者でも十分に取り入れられる内容だと思いました。
デザインというよりマーケティング
本書はChapter1で「心理学を考慮したインターフェイス」(認知心理学)、Chapter2で「心理学を考慮したマーケティングとは」(マーケティング心理学)と二部構成になっています。
認知心理学が6項目に対して、マーケティング心理学が54項目と手厚い内容になっており、その分しっかりとマーケティングの理解を深める内容だったと思います。
1つ1つの心理学の効果に対して、簡潔で分かりやすい解説とウェブデザインに使われる具体的な事例が書かれていたので、よく使っていたテクニックも心理的な効果や明確が理由があるのだなと理解することができて、興味深く読むことが出来ました。
こんな本が読みたかった
ウェブに限らずデザインの仕事をしているとマーケティングは切り離せない内容で、常に考えて仕事をしているし経験上知っている事も多いのですが、デザインに活用できる心理学理論のうち、有効と言われているものがまとめられているので「ああ、こんな本ちょうどほしかった!!」と思わせてくれる内容でした。
心理学を一から勉強するとなるとハードルが高いですが、このまとめなら読み込んでたたき込むことができそうです。
お客様と直接お話する機会もあるので、デザインや企画内容に説得力を持たせることもできるし、企画や構成を考える段階でも「この内容使えないかな」「この機能忘れていないかな」と気付くことができると思うので、常に手元に置いておきたい1冊でした。