東大阪のフリーランスウェブデザイナー、坂本典子のブログです。

Canva Caravan in 大阪でデザインの基礎についてお話してきました

写真:Canva Caravan in 大阪の様子

FacebookやTwitterでは告知をしてきましたが、先週の土曜日に「Canva Caravan in 大阪」というイベントでデザインの基礎についてお話してきましたので、報告エントリーを書いておきたいと思います。

50分という時間の中でデザイナーではないCanvaユーザーの人に向けてデザインのことを伝えるセミナー。普段自分がウェブサイトや紙媒体のデザインをする上で注意していることをまとめました。

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当日のスライドを公開しています

今回のスライドは全部Canvaで作ってみました。 Illustratorで作った方が文字のツメが調整できたり、もっとグラフィック的に凝ったことをしたくなるのですが、「Canvaでどこまでできるか」というチャレンジも面白いなと思ったので。

Canva上でスライドは30ページまでしかできないので、前編後編とデータを2点作って、PDFを後で合成しています。 重くなったりとか捜査上特に困った点もなかったし、簡単なプレゼン資料だったら普通に使えると思います。

フォントの種類や数についての補足

Canvaで1つのテンプレートの中に使うフォントは大体3種類までとお伝えしたのですが、その中でロゴマークがある場合についての補足が足りなかったかなと思うので、追記します。

  1. オーソドックスなシンプルなフォント(ウェイトの細いもの)
  2. オーソドックスなシンプルなフォント(ウェイトが太いもの)
  3. デザインフォント

フォントはこの3点ぐらいに絞るといいですよとお伝えしたのですが、たとえば作ったデザインの中にロゴマークを配置している場合、デザインフォントはロゴに使われているフォントと似た雰囲気のものを選ぶとデザインがまとまりやすいです。

ロゴのデザインって、往々にして会社やお店の個性やコンセプトを表現しているので、クセの強いデザインフォントを使っている場合もあると思います。 何よりも一番印象に残るものは「ロゴ」でなくてはいけないぐらいに考えておいて、他の文言がフォントのせいでロゴとけんかしてしまうと、垢抜けないデザインになる可能性があります。


ロゴと似たデザインフォントを使った作例

ロゴと合わないフォントを使った作例

話す人、そして聞いてくれた方の想い

鍋坂さんのセッションでは撮影事例をたくさん紹介いただき、その1枚1枚の構図やねらいなど、「なぜ」の部分にフォーカスしたコンセプトのお話で、とても勉強になりました。

その中で私がすごく印象に残っているのが「僕がなんでこのような基礎の話をするのか」というご自身のスタンスについてのお話です。写真の大切さを伝えるための「草の根活動」という言葉を使われていて、それが自分にとってのデザインへの想いと重なる部分があり、深く共感を覚えました。

また懇親会では都心の大手制作会社から地方の小さなウェブ屋さんに転職されたデザイナーさんとお話ししたのですが、その方が「クライアントに予算がないからできませんと断ってしまうのではなく、クライアント自身で手を動かす方法もあるよと。そんな手法も伝えていける街のウェブ屋さんになりたい。」とおっしゃっていて、その想いにもすごく共感しました。

私の文章力でうまく表現できないのですが、これからも寄り添って伝える、そんな草の根活動をしていきたいと思っています。

ありがとうございました

終わってみると緊張のあまり早口になってしまったり、セッション中に画面を操作する場面で無言になっちゃったりと、スピーカーとしては反省するばかりなのですが、しゃべっている最中は「これが大事!」「これも言いたい!!」という気持ちが勝っていたためか、変なハイテンションで中々楽しかったのでした。

最後になりましたがつたないお話を聞いていただいた皆さま、鍋坂さん、機会をくださった株式会社KDDIウェブコミュニケーションズの神森さん、ありがとうございました。


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