東大阪のフリーランスウェブデザイナー、坂本典子のブログです。

年末恒例の「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」に行ってきたよ

CSS Nite LP38 「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」の様子

※写真/飯田昌之さん


12月13日(土)に東京で開催されたCSS Nite LP38 「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」に参加してきましたので、当日の感想などを書いておきたいと思います。

この“Shift”はかれこれ4年前から参加しているのですが、私の中でもうこれを見ないと年を越せないぐらいの位置づけになっています。
Web業界でその年にあったことや技術をぎゅっとおさらいできますし、来年からの展開や自分のやるべきこと・方向性などを確認するきっかけになるのです。

各セッション内容についてはアップルップルの今井さんが分かりやすくブログにまとめられているのでそちらを読んでいただくとして、私の雑感をつらつらと。
CSS Nite LP38 「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」に参加しました

雑感

基調講演:Webのスーパーヒーローになる方法

長谷川恭久さんの基調講演は毎年とても楽しみにしているのですが、今年も素晴らしいものでした。特に今年は未来の予言系の論調ではなく、制作者のモチベーションを上げることを意識されたとてもアツイ内容でした。
「すべての人がデザイナー」「真の敵は自分自身にある」「あきらめないで続けることが大事」
ほんとに東京に行って良かった。

Webのスーパーヒーローになる方法

マークアップ:2014年のマークアップの話題を総まとめ

Coding for Marketingのコーナーが特に印象に残りました。
マークアップってWebのワークフローの中では後の方の行程なのですが、やっぱりマーケティングとは無関係でいられないんですよね。

アクセシビリティ「動画にキャプションを付けなきゃダメよ〜ダメダメ」

個人的に一番楽しく印象に残ったセッションでした。
動画のキャプションを必要とする人って聴覚障害者だけではないんだ」この気付きって、そもそもアクセシビリティ自体にも言えることなんですよね。
またTwitterでもつぶやいたんですが、植木さんご夫婦が毎年作られている動画が今回も素晴らしくて、「固くて真面目な課題ととらえる人が多いアクセシビリティを、こんなに面白い動画にして、たくさんの人の印象に残るようにされているって、本当にすごい事だなぁ」としみじみ感じ入っておりました。

ツールと制作環境

鷹野さんがデモされていたAdobe Muse、ちょうどうちでも「単発のLPやキャンペーンサイトに使いどころあるやんな」って話をしていたところだったので、タイムリーで面白かったです。使いたい!

スマートデバイス 2014→2015

大学のサイトという切り口が非常に分かりやすくて、最初から最後まで面白く聞いていました。
ただ単に画面設計や技術的なことだけのお話でなく「大学の存在意義が日米で違うから」というような背景をふまえたお話で、考え方や見方に深みが出てきて勉強になります。
矢野さんが言われていた「ページスピードこそデザインの真骨頂」が特に印象に残りました。

Webデザイントレンド

圧倒的な数のサイトから分かりやすくトレンドを抽出されていて、デザイナーとしてすごく勉強になるセッションなのですが、今年は特に自治体サイトの事例が面白かったです。
「やるじゃん、日本のデザイナー!!」
あとやっぱりアニメーションがポイントになっているサイトが多かったかな。

今年はスタッフのお手伝いにも参加しました

今年はお手伝いにお声がけいただいたこともうれしかったです。
大阪でもセミナーのお手伝いをちょこちょことしているのですが、これだけ大規模なセミナーの運営側に参加できたのはいい経験になりました。

セッションのクオリティコントロールを完璧にされる鷹野さん、そして運営をしっかり見てきめ細かく指示されたり、スタッフのムードづくりをさりげなーくされる相原さん。いやー、すごかった。

参加スタッフも各地域のCSS Niteで実行委員をされている方が多いので、みなさん能動的に動ける方ばかりなんですよね。
セミナー終了直後に会場に残ったお菓子のゴミを一斉にスタッフが拾い始めて、アンケート回収後に私が会場を見たときには、全然ゴミがなかったのでびっくりしました。

その他

セミナー以外にも、会いたい方とたくさんお話できるイベントですごく楽しかったです。来年も行けるように頑張ろうって思いました。


投稿者